「早起きは三文の徳」とは日本で昔から言われている言葉です。
海外にも「The early bird gets the worm(早起きの鳥は虫を捕まえる)」という諺があり、早起きの重要性は全世界で認識されています。
AppleのCEOであるティム・クック氏や小説家の村上春樹氏は朝の4時に起床して生産的な活動をしているそうです。
他にもほとんどの成功者が早起きをする習慣があるようです。
では、なぜ早起きすることは良いことなのでしょうか。また、どんな活動をすればいいのでしょうか。
今回は早起きのメリット、朝活はどんなことをすればいいのかをお伝えしていきたいと思います。
早起きのメリット
使える時間そのものが増える
当たり前のことですが、早起きをすればその分だけ使える時間が増えます。
たとえば1日2時間早く起きたとしましょう。使える時間は1週間で14時間、1ヶ月で50時間、1年で600時間となります。
これだけ使える時間が増えたら何ができるでしょう。考えてみると、明日からでも早起きをしたいと思えるのではないでしょうか。
生産的な時間が増える
精神科医、樺沢紫苑氏の「神・時間術」によると、1日の中で最も集中力が高まるのが起床後2~3時間とされています。この時間が1日のゴールデンタイムとされ、最も効率よく時間を使うことができます。
しかし、一般的に会社勤めをしている方は、ほとんどこのゴールデンタイムを有効に使えていないのではないでしょうか。
たとえば7時に起床して8時に出勤とすると、その1時間は出勤のための準備に充てられてしまうでしょう。
そのため、2,3時間いつもより早起きをすることでゴールデンタイムを有効に使うことができるようになります。
精神的な余裕が生まれる
朝は想定外のことが多く起きるものです。
通勤中に急に雨が降ってきたり、予想以上に渋滞していて遅刻しそうになってしまったりといった時に無駄なストレスを溜めてしまいます。
こうしたことも早起きをして時間に余裕を持っていれば、天気予報をみて事前に準備ができたり、混雑時間帯を避けて通勤することが可能になります。
時間に余裕があれば精神的な余裕が生まれて、仕事や勉強に対するモチベーションや集中力を高めることができます。
朝時間の使い方
1日のスケジュールをたてる
朝早く起きたら、1日のスケジュールを組んでしまいましょう。
イギリス初の女性首相となったサッチャーは毎朝5時に起床し、1日の計画を立てていたと言われています。
1日のタスクや今日の仕事は何時くらいまでにどこまで終わらせるといったことを明確にすると、1日を充実させることができます。
1つ注意点として、あまりスケジュールをいっぱいにしないことをお勧めします。
モチベーションの高い日はつい多くのことをこなそうと予定やタスクを入れすぎてしまいます。
優先順位を考えて、今日中に終わらせる必要のあるものだけを厳選して計画しましょう。
運動をする
ナイキのCEO マーク・パーカー氏をはじめ、多くの成功者が早起きをして運動をする習慣があると言われています。
運動は健康、身体機能維持、脳活性に効果があり、「βエンドルフィン」という幸福感を満たす神経伝達物質が分泌されるなど多くの効果があります。
1日の仕事や勉強の効率を上げるために、是非朝の運動を習慣にしてみてください。
勉強や読書をする
前述した通り、朝の時間帯は1日の中で最も集中力を高めることができる時間です。
そのため、朝に資格や語学の勉強、読書をしてインプットをすることで非常に質の高い時間を過ごすことができます。
これを毎日の習慣にしてしまえば、ライバルと大きく差をつけることができます。