こんにちは、真面目系変人マサです。
東京では、コロナの感染者数がまた増え始めています。そんな中、テレワークや自宅で働くというスタイルがすっかり定着してきている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これからの時代、益々こういったスタイルが普及していくのでは無いかと考えています。
あなたは現在、どういったスタイルでお仕事をされているでしょうか。自宅でできる仕事をされているのか、それとも職場に通勤しなければ仕事が成り立たないのか。
どれが良い悪いとは一概に言えませんが、この情報化時代において、PCを使用して1人で仕事ができるスキルはとても強みになると思います。
情報化が進展し、「IT(アイティー)」という言葉をよく耳にするようになったかと思います。
ただ、日本にいると自国においてIT(アイティー)が進んでいるのか、それとも遅れているのか、どの国が進んでいるのかなんて意識はしないと思います。
今日は、そうした日本の「IT(アイティー)」、世界との比較に関して解説していきたいと思います。
ITとは
あなたはIT(アイティー)についてどれくらい説明できますか。
IT(アイティー)という単語自体はよく聞くけど、どういう意味でどういった活用がされているのかよく分かっていない方も多いのではないでしょうか。
IT(アイティー)とは「Information Technology(インフォメーション テクノロジー)」の略称になります。つまり情報技術のことを指します。
この説明だけでは、まだピンとこないと思いますので、情報技術を構成している3つの要素を下に挙げます。
● ハードウェア・・・PC、スマートフォン、IoTなど
●ソフトウェア・・・OS、アプリ、AI
●通信技術・・・インターネット、Wifi
これらをまとめてIT(アイティー)と言っているわけです。
AIとは
AI(エーアイ)という言葉もIT(アイティー)同様耳にすることが多くなったと思います。
AIは「Artificial Intelligence」の略で、人工知能を意味します。今までは人間にしかできなかった高度な知的行動をコンピュータに行わせることができる技術です。
IoTとは
IoT(アイオーティー)は、「Internet of Things」の略で、身の回りのものがインターネットとつながることを指します。現在、テレビや冷蔵庫、エアコン、洗濯機など様々なものがインターネットを介して操作できるようになっています。
日本はITが進んでいるのか
さて本題となりますが、果たして日本のIT技術は他国と比べて進んでいるのでしょうか、はたまた遅れているのでしょうか。
GDPでは、アメリカ、中国に次ぐ3番目の経済大国なので、ITも勿論進んでいると思いたいですが、実際はどうなのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
主要企業からみる
上は、2020年5月時点の世界時価総額ランキングです。1位のサウジアラビアの石油会社を除いては、IT関連の企業がずらっと並んでいます。
上位にはGDP1位のアメリカ、2位中国の企業が目立ちます。そんな中、ランキングをスクロールしてもなかなか日本の企業が出てきません。
42位にようやく日本の企業が出てきました。「トヨタ自動車」です。日本のトップ企業はトヨタ自動車ということになりますが、もちろんのことIT企業ではありません。
100位までの順位をみてみても、日本のIT企業は1つとしてランキングに入っていません。
これを見る限り、アメリカや中国などと比べると日本の企業はITに関して弱い印象を受けます。
研究開発費からみる
世界時価総額ランキングの上位を占めているのは、アメリカや中国のIT企業でした。
上の研究開発費のグラフを見ると、アメリカや中国は桁違いに費用をかけていることがわかります。
AIや機械学習の研究といった点で、残念ながら日本は進んでいるとは言えません。これは、そもそも国を代表するGAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)のようなIT企業が存在しないこと、研究費用がかけられていないことが原因として挙げられます。
実用化されたAI技術
上はレジ無しショッピングが可能な「Amazon Go」の画像です。このAmazon Goではスマートフォンのアプリを用意しておけば、店内で欲しいものを手に取り、そのまま店を出るだけで支払いが完了するという仕組みになっています。アメリカで26店舗出店されています。
日本でも高輪ゲートウェイ駅に「TOUCH TO GO」という無人型コンビニができましたが、まだまだ全国に普及という段階には及んでいません。
上の画像は、中国の「無人宅配車」の画像です。中国では、荷物や料理の宅配を無人宅配車で配送するというサービスがすでに始まっています。
また、ドローンを使っての配送も一部始めているようで、中国のAIに対する意識の高さがうかがえます。
一方、日本でも無人デリバリーロボット「DeliRo(デリロ)」の実験が始まっています。ただ、実用にはまだ時間がかかりそうです。
まとめ
日本の経済力はまだまだ世界のトップではありますが、今後世界を牽引していくであろうIT業界の発展度でいうと他の先進国に比べて弱いという印象です。
これからますます伸びていく産業が弱いということは、国自体の成長も右肩下がりになってしまうのではないかと危惧します。
日本は、まだまだ現金主義であったり、年功序列のような考え方があったりと、昔の考え方に少し固執してしまっている部分があると感じます。
今までは他国から尊敬される立場でしたが、これからは謙虚に他国の技術を学ぶという姿勢で成長していく必要がありそうです。